11月9日(日)12時半より、東京都千代田区の一橋大学一橋講堂において、「平泉学シンポジウム in 東京」が開催され、在京関中一高会から多数参加いたしました。
今回のシンポジウムは「世界遺産平泉の現在2-浄土庭園の美と魅力-」をテーマに、毛越寺を中心とした浄土庭園や史跡整備について、さまざまな角度から講演が行われました。会場には非常に多くの方が参加され、平泉への関心の高さが伺えました。
特に「紹介1 受け継がれる毛越寺の祭事と芸能」では、本校同窓生である藤里明久氏(毛越寺貫主)が登壇され、毛越寺の祭事と芸能について語られました。
また、小野雅楽会による催馬楽の奉奏、佐藤信氏(東京大学名誉教授)による「毛越寺の日本史的意義」、杉本宏氏(京都芸術大学客員教授)による「平泉の浄土庭園-京都からみた毛越寺の魅力と美-」、島原弘征氏(平泉文化遺産センター館長補佐)による「毛越寺庭園の発掘と整備」など、充実したプログラムが16時まで続きました。
冒頭のオープニングアクトである小野雅楽会の演奏は素晴らしく、会場を魅了しました。講演では、多くの同窓生が何度も訪れている毛越寺について、発掘調査や改修の状況、歴史など、普段知ることのできない貴重な内容が数多く紹介されました。また、今後も平泉地区の平安時代の遺跡について世界遺産登録への追加申請が予定されているとのことで、新たな文化的価値が付け加えられていくことが期待されます。
在京関中一高会からは、加藤基顧問、小野寺麻利子会長、幅上敦副幹事長、上野次郎幹事ご夫妻、加藤成子幹事、清野精彦評議員、千葉恭久さん、菊地隆是さんなど多数が参加されました。シンポジウム終了後には、会場近くのファミリーレストランで、同窓生同士のささやかな懇親会を開催し、齋藤憲三幹事長も、懇親会に駆けつけました。
世界遺産平泉の価値と魅力を再認識する、貴重な機会となりました。





